[出典] "DNA-targeting short Argonautes complex with effector proteins for collateral nuclease activity and bacterial population immunity" Prostova M, Kanevskaya A [..] Kulbachinskiy A. Nat Microbiol 2024-04-15. https://doi.org/10.1038/s41564-024-01654-5 [所属] Institute of Gene Biology (Russia), A.N. Bach Institute of Biochemistry (Russia)

 原核生物の2つの防御システム、原核生物アルゴノート (prokaryotic Argonaute proteins: pAgos)とCRISPR-Casは、相補的ガイドと、pAgoまたはCasタンパク質のヌクレアーゼ活性を用いて、侵入核酸を検出し切断する。しかし、すべてのpAgosが活性型ヌクレアーゼというわけではない。短いpAgosの大部分は核酸ガイドに結合するが、ヌクレアーゼ活性を持たない。ロシアの研究チームは今回、推定されるエフェクターヌクレアーゼ、Novosphingopyxis baekryungensisNbaAgoCupriavidus metallidurans のCmeAgoに関連する短いpAgosの特性を探った。
  • これらのpAgosは、共にコードされたエフェクター・ヌクレアーゼ (short prokaryotic Argonaute, DNase and RNase associated: SPARDA) とヘテロ二量体複合体を形成する。
  • RNAに誘導された標的DNAの認識により、SPARDAのヌクレアーゼ活性が解き放たれ、DNAとRNAが無差別に切断される。
  • プラスミドやファージによってSPARDAが活性化されると、細胞DNAが分解され、細胞死や休眠に至り、原核生物に集団免疫成立に至る。
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