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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Biosynthetic Yeast Utilized for Higher Yields of Agriculture on MARS mission" Zebluim LM, Chaisupa P, Wright RC. Virginia Space Grant Consortium Undergraduate 2023-2024 Scholarship and Fellowship report. https://vsgc.odu.edu/wp-content/uploads/2024/04/Zebluim_VSGC_Manuscript.pdf

 Virginia Techの学部学生Lili Zebluimらの研究チームが、オーキシン産生酵母の開発により、代謝工学を施した酵母が植物の成長を制御し、地球大気圏外の生態系バランスに貢献し、宇宙飛行士が宇宙で栄養豊富な作物を自律的に栽培できる可能性を示唆した。

 研究チームはまず、オーキシン生合成経路において重要な役割を果たす酵素遺伝子を同定するために、目的の遺伝子をノックアウトし、その後のオーキシン産生を追跡する手法を確立した。当初、部位特異的変異導入法の一種であるdelittio perfetto  法をテストしたが、抗生物質耐性遺伝子の組み込みによる毒性と代謝負荷のために非効率的であることが判明した。次に、CRISPR/Cas9マルチ遺伝子アセンブリーカセットの構築を効率化することで、単一遺伝子と複数遺伝子の同時ノックアウトを可能にし、使いやすく効率的な酵母の遺伝子操作法を確立した。
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