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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] REVIEW "Gaining momentum: stem cell therapies for HIV cure" Buck AM, LaFranchi BH, Henrich TJ. Curr Opin HIV AIDS. 2024-04-26. https://doi.org/10.1097/COH.0000000000000859 [所属] UCSF

 CCR5 Δ32/Δ32ドナー細胞を含む同種幹細胞移植 (stem cell transplants: SCT) を受けた人において、持続的なHIV-1寛解が報告されているが、本レビューは、ZFNやCRISPR-Cas9を用いてHIV-1コレセプターをコードする遺伝子を標的とし、成体細胞や前駆細胞のプールをデノボ感染に抵抗性にするアプローチをとることで、SCTを必要とせず、抗レトロウイルス療法 (ART) にも依存しない持続的な長期寛解をもたらす幹細胞療法に焦点をあてている。
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