[注] BE (Base Editors); PE (Prime Editors)
[出典] "DNA base editing corrects common Hemophilia A mutations and restores factor VIII expression in vitro and ex-vivo models" Tonetto E, Cucci A, Follenzi A, Bernardi F, Pinotti M, Balestra D. J Thromb Haemost. 2024-05-06. https://doi.org/10.1016/j.jtha.2024.04.020 [所属] U Ferrara, U Piemonte Orientale

 イタリアの研究チームが、DNA塩基編集によってF8遺伝子の一般的な血友病A原因変異を修正することで、in vitroおよびex vivoの疾患モデルにおいて血液凝固第VIII因子の発現を回復することに成功した。

 研究チームは、塩基編集 (BE) あるいはプライム編集 (PE) による変異修正を、FVIII変異体を一過性に発現させたHEK293T細胞を用いてスクリーニングし、各変異体に対して最も優れたBEおよびPEを同定した。

 その結果、p.R2166*変異とp.R2228Q変異でFVIII発現の最も高いレスキュー効果(rFVIIIwtの25%まで)が観察された。また、安定したクローンでは、DNA上での変異の修正の程度 (約24%) が、FVIIIの分泌と活性のレスキューの程度 (20〜30%)と一致していた