[出典] “CRISPR/Cas9 genome editing of CCR5 combined with C46 HIV-1 fusion inhibitor for cellular resistant to R5 and X4 tropic HIV-1” Khamaikawin W [..] Hongeng S. Sci Rep 2024-05-13. https://doi.org/10.1038/s41598-024-61626-x [所属] King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang, Mahidol U

 HIV共受容体CCR5のホモ接合体変異 (CCR5Δ32/Δ32) を有するドナーを用いた造血幹細胞 (HSC)移植は、HIV-1の治療法として大いに期待されている。以前、この方法でHIV感染が完治した患者が3人報告されている。しかし、ヒト白血球抗原(HLA) が適合するホモ接合体CCR5Δ32ドナーを見つけることは非常に困難である。この対立遺伝子の有病率は白人集団でわずか1%である。従って、CCR5Δ32/Δ32造血幹細胞のさらなる供給源が必要である。

  タイの研究チームは今回、細胞膜アンカー型HIV-1融合阻害剤であるC46と、CRISPR/Cas9を介したCCR5のノックアウトを併用する療法をテストし、単独療法と比較してHIV-1治癒に向けた療法として優れていることを示した。