[出典] "Characteristics and predictors of Long Covid in children: a 3-year prospective cohort study" Camporesia A, Morellob R, La Rocca A et al. eClinicalMedicine 2024-09-05. https://doi.org/10.1016/j.eclinm.2024.102815 [所属] V. Buzzi Children's Hospital, Fondazione Policlinico Universitario A. Gemelli IRCCS, Università Cattolica del Sacro Cuore, U Milano, King's College London, Sechenov First Moscow State Medical U.
小児もロングCOVIDを発症する可能性があるが、これまで長期的な転帰やその予測因子はあまり報告されていない。イタリアを主とする研究チームが今回、SARS-CoV-2感染後36ヶ月までの小児を対象に、臨床で評価されたロングCOVIDの特徴と予測因子を明らかにし、ロングCOVID、再感染リスク、自己免疫疾患の発症予防におけるワクチン接種の効果を調査した。
SARS-CoV-2感染が確認された0~18歳のローマのSARS-CoV-2感染後クリニックに招き、感染発症後3、6、12、18、24、36ヵ月(2020年02月01日~2024年02月28日の間)で前向き追跡評価を行った。ここではロングCOVIDを、初感染後少なくとも3ヵ月間、原因不明の症状が持続することと定義した。
1,319人の患者が最初に組み入れられ、1,296人が3ヵ月以上の追跡調査を受けた。複数回の追跡調査を受けた患者のうち、3-6-12-18-24ヵ月の時点でロングCOVIDと診断されたのは、それぞれ23.2%(301例)、169例(13.2%)、89例(7.9%)、67例(6.1%)、47例(7.1%)であった。
3ヵ月経過時点でのロングCOVIDの主要転帰から、統計的に有意なリスク因子として年齢 (> 12歳)、合併症、女性、感染株の種類などがあがってきたが、ワクチン接種は、年長児の3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月におけるロングCOVIDのリスクの低下、および再感染のリスクの低下をもたらしていた。
コメント