[注] 凝集誘起発光 (Aggregation-Induced Emission: AIE);光感作性薬剤 (PhotoSensitizer: PS);セラノスティクス (theranostics): 治療 (therapeutics) と診断 (diagnostics) を融合させる意の造語
[出典] "Advanced Nanoplatform Mediated by CRISPR-Cas9 and Aggregation-Induced Emission Photosensitizers to Boost Cancer Theranostics" Wang Y [..] Wang D, Tang BZ, Tan H. ACS Nano. 2024-11-19. https://doi.org/10.1021/acsnano.4c11757 [所属] Shenzhen Children's Hospital, Shenzhen U, Institute of Lung Health and Immunity (LHI) and Comprehensive, Light Innovation Technology Ltd (Shenzhen), The Chinese U Hong Kong, Pneumology Center (Helmholtz Munich);グラフィカルアブストラクト
がん治療戦略の一つとして、免疫療法と光線療法の併用が期待されている。主として深圳を拠点とする研究チームが今回、CRISPR-Cas9システム、AIE-PS、およびポリエチレンイミン/ヒアルロン酸の表面コーティングを組み合わせて、包括的ながんセラノスティクスのための多機能ナノプラットフォームを開発し、TCPHナノ粒子(TCPH NP)として発表した。
- TCPH NPは、効率的な活性酸素種(ROS)産生、良好な光熱変換、PD-L1除去能、および効果的な細胞内輸送といった特徴を備えている。
- TCPH NPによって生成される活性酸素と高熱が、原発腫瘍を除去するだけでなく、腫瘍の免疫微小環境も制御する。また、PD-L1の遺伝的ノックアウトが、特に腫瘍の転移や再発における治療効果を顕著に増大させる。
- TCPH NPに向けて、卓越したマルチモーダルイメージングナビゲーションも開発された。
- TCPH NPの性能は、多様な腫瘍モデルで実証され、CRISPRゲノム編集を介した免疫療法と光線療法の併相乗効果が実現された。
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