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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "CRISPR-Cas-based colorimetric strategies for nucleic acids detection" Yang Y, Li X, Wang X, Wang Z, Gong S. Trends Anal Chem. 2024-11-20. https://doi.org/10.1016/j.trac.2024.118058 [所属] Linyi U

 核酸を正確かつ簡便に検出することは、疾患の診断や予後予測に重要である。CRISPR Dxは、従来の診断法と比較して高い感度と特異性を示し、次世代の分子診断法として期待されている。核酸バイオマーカーの超高感度検出を実現するために、CRISPR-Casシステムに様々なシグナルの読み出し法が組み合わされてきたが、その中で、比色シグナルはその簡便性から、特に、核酸バイオマーカーのポイントオブケア検査に向けて注目されている。

 中国の临沂大学の研究チームの総説は、まず4つのCRISPR-Casシステム、Cas9, Cas12a (Cpf1), Cas13aおよびCas14a (Cas12f)、の作動メカニズムについて紹介し、続いて、UV/青色光ベースの比色測定、ラテラルフローストリップベースの比色測定、溶液中でのAuNPsベースの比色測定、酵素ベースの比色測定など、CRISPR-Casベースの比色測定戦略の研究進展を要約する。さらに、CRISPR-Casを用いた比色測定の実用化を促進するために、この分野における課題と展望についても論じている。
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