YolTech社がCRISPR-Casを用いたin vivo遺伝子編集治療薬YOLT-201の医師主導治験( investigator-initiated trial: IIT)の中間解析結果が良好であったことを発表した。 YOLT-201に使用されている脂質ナノ粒子(LNP)の免疫原性が極めて低いため、二次投与時に優れた安全性を維持し、累積的な治療効果を達成することで、血中の病原性TTRタンパク質を最低レベルまで減少させる可能性があり、将来の最適な有効性への道を開くことを示している。
YOLT-201は、トランスサイレチンをコードするTTR遺伝子を標的とするCRISPR-Cas9コード化mRNAとsgRNAをLNPを介してヒト肝細胞に送達する。YOLT-201は、TTR遺伝子を不活性化することにより、ミスフォールドしたTTRタンパク質の産生を減少させ、血清TTRタンパク質濃度を低下させ、ATTR-CMの根本的な原因に対処する可能性がある。
YOLT-201-IITは、ATTR-CM患者におけるYOLT-201の安全性、忍容性、予備的有効性および薬力学を評価するための非盲検、単施設、用量漸増試験である。患者登録は2024年に完了し、4つの用量レベルにわたって合計7人の患者が登録された。すべての用量レベルにおいて、YOLT-201の忍容性は概してすべて良好であり、治療に関連する有害事象として最も一般的なものは、輸液関連反応(発熱など)、一過性のALT/AST上昇であった。治療中止に至った有害事象はなかった。
高用量群では、1回の投与で血清TTRが約90%低下し、急速かつ持続的で安定した低下を示し、安全性と忍容性も良好であった。低用量群でTTR低下が目標値に達しなかった2名の患者には、2回目の投与を行い、血清TTRを95%以上低下させた。
[出典] Press Release "YolTech Therapeutics Announces Positive Clinical Results for YOLT-201, an Investigational In Vivo Gene Editing Therapy for Transthyretin Amyloid Cardiomyopathy (ATTR-CM)" YolTech 2025-03-11. https://www.yoltx.com/news/press-release/75
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