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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

 CRISPR-Casゲノム編集ツールの中で、Cas9ヌクレアーゼによる遺伝子ノックアウトやノックインに加えて、DNA二重鎖切断を介さないdCas9 ベースの転写活性化システムCRISPRaが、遺伝子レベルでの疾患治療における遺伝子編集の特に有望なアプローチとして注目されている。しかし、CRISPRaの時空間制御が課題となっており、これまでその幅広い応用が制限されてきた。

 この課題解決を目指して、中国の西安を拠点とする研究チームが今回、miRNA 応答性 CRISPR-dCas9 転写活性化 (miRNA-responsive CRISPR-dCas9 transcriptional activation: mCTA) システムを開発した。

 mCTAは、哺乳類細胞内の外因性および内因性の miRNA に特異的に応答し、神経発達中またはマウスの深部組織における miRNA の特異的可視化を可能にした。さらに、下流の機能遺伝子をジフテリア毒素A遺伝子 (diphtheria toxin A: DTA) に置き換えると、マウスの腫瘍細胞の効果的なアポトーシスと異種移植腫瘍の増殖抑制が得られることが実証された。最後に、糖尿病マウスモデルでは、miR-122を標的とするCTA システムが PDX-1 遺伝子の活性化を介して糖尿病マウスの血糖値を低下させることが示された。

[出典] "Toehold-Based CRISPR-dCas9 Transcriptional Activation Platform for Spatiotemporally Controllable Gene Therapy in Tumor and Diabetic Mouse Models" Hu C [..] Wang F. ACS Nano 2025-03-24. https://doi.org/10.1021/acsnano.5c01078 [著者所属] The Second Affiliated Hospital of Xi’an Jiaotong U, Xi’an Jiaotong U, Xidian U;グラフィカルアブストラクト
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