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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

 卵巣がんは、世界で 3 番目に多い婦人科がんである。進行期卵巣がんは、薬剤耐性や難治性疾患に起因することが多いため、再発率が高く、さまざまな治療戦略が研究されている。その中で、CRISPR/Cas9システムが、卵巣がんの遺伝子治療と薬剤開発に大きな可能性を示している。

 CRISPR/Cas9を利用してBRCA1/2P53Snai1 などの遺伝子を標的とすることで、卵巣がんの治療戦略を改善できる可能性がある。CRISPR/Cas9 のナノベースの送達システムは、ナノ粒子のユニークな特性を介して、遺伝子編集システムの安定性と、標的への送達精度を高めることが期待される。

 さらに、CRISPR/Cas9 を標的薬物治療、特に薬剤耐性に関連する遺伝子を標的とした治療と組み合わせると、卵巣がんの治療結果が大幅に改善される可能性がある。

 亜洲大学 (韓国) の研究チームが今回、卵巣がんの治療の標的遺伝子とそのメカニズム、ナノベースの CRISPR/Cas9 送達の進歩、および CRISPR/Cas9 と卵巣がんの薬物治療を組み合わせた治療の可能性について論じた。

[注] Figure 1 (ナノ粒子と抗がん剤を組み合わせた卵巣がんにおける CRISPR/Cas9 システム遺伝子編集の概要) とFigure5 (CRISPR/Cs9と抗がん剤の組み合わせ) を以下に引用
Nanomedicine 1 Nanomedicine 5
[出典] "Therapeutic Targeting in Ovarian Cancer: NanoEnhanced CRISPR/Cas9 Gene Editing and Drug Combination Therapy" Kim H-K, Cheong H, Kim M-Y, Jin H-E. Int J Nanomedicine. 2025-02-26. https://doi.org/10.2147/IJN.S507688 [著者所属] Ajou U (AI-Super Convergence KIURI Translational Research Center, Research Institute of Pharmaceutical Science and Technology, Dept Pharmacy)
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