crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

 STAT News [*] が米国遺伝子細胞治療学会 (American Society of Gene & Cell Therapy, ASGCT)から入手しドラフトによると、遺伝子・細胞療法の研究開発を進めている産学と患者団体からなるアライアンス「再生医療アライアンス (Alliance for Regenerative Medicne: ARM」は、「現在の科学技術は、ヒトの遺伝性ゲノム編集の安全性を確保するには全く不十分である。CRISPRなどの遺伝子編集技術を利用して遺伝子組み換え児を誕生させる試みは10年間停止すべき」という趣旨の宣言を予定している。

[注] 中国の賀建奎が世界初のCRISPRベビーの誕生を発表してから7年余りが経過しようとしている [crisp_bio 2018-11-26 CRISPR遺伝子改変ベビー中国で誕生か(1) ]。

[*] "Scientific societies call for a moratorium on using CRISPR to create genetically modified children" Molteni S. STAT News 2025-05-13.
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