Cas12aをベースとするバイオセンサーは、その高い特異性、感度、およびプログラム可能性により、DETECTRの論文以来、今でも毎週、様々な工夫を凝らした論文が刊行されている。
その中で、Cas12aシステムの構成要素であるアクチベーター、crRNA、レポーター、およびCas12aをスプリットする技術を採用することで、野生型CRISPR/Cas12aシステムでは検出不可能なターゲットへと適用範囲が拡張されている。例えば、PAMを含まないdsDNAへの適用、15ヌクレオチド未満の短いssDNAへの適用、RNAの直接検出などである。また、低コストのラベルフリー・レポーターを、Cas12aシステムに基づくセンサーに組み込むことも実現されている。さらに、細胞内に複数の入出力を持つロジック回路の構築にも利用されている。
鄭州大学の研究チームによる総説は、Cas12aシステムに基づくセンサーにおけるスプリット技術の進歩に焦点を当て、スプリット技術によってもたらされる利点をまとめ、Cas12aバイオセンサーの課題と展望についても論じる。
[構成]
- Introduction
- Spilit activator (標準ではPAM配列を帯びたdsRNAとssDNA)
- Split crRNA(標準では20-ntのスキャフォールドと20-ntのスペーサ)
- Split reporter(標準では両端に蛍光剤と消光剤が結合された5-ntのssDNA)
- Split Cas12a (光などで誘導してスプリットされたCas12aの活性を制御する)
- Conclusion and perspective
[注] crisp_bioを「スプリット Cas12a」で検索すると該当記事がヒットする
[出典] Review "Split technology in sensors based on CRISPR/Cas12a system" Ding X, Lei X, Yu S. Biotechnol Adv. 2025-06-18. https://doi.org/10.1016/j.biotechadv.2025.108629 [著者所属] Department of Nuclear Medicine, The Affiliated Cancer Hospital of Zhengzhou University & Henan Cancer Hospital; College of Public Health, Zhengzhou U
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