mRNAの転写後修飾は、mRNAの運命と機能にとって極めて重要である。内蒙古大学の研究チームは今回、高感度、ハイスループット、かつ堅牢なLC-MS/MSベースの技術であるmRQuantを開発し、細胞内mRNA中の84種類の修飾リボヌクレオシドを同時に高感度(amol - fmol)で検出・定量化した。
mRQuantを遺伝子ノックダウン、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析と組み合わせることで、ヒトの非癌細胞、癌細胞、抗癌剤耐性細胞のmRNAのエピトランスクリプトームランドスケープに関して、新たに重要な知見を得た。癌細胞と正常細胞の間で観察されるm1Aレベルの有意な差、および癌の発生におけるm1Aの確立された役割を考慮して、HeLa細胞をモデルシステムとして使用し、m1A調節酵素が細胞表現型とmRNA修飾に及ぼす影響を調査し、m1Aの新しい機能をいくつか明らかにした。
[出典] "Quantifying the mRNA epitranscriptome reveals epitranscriptome signatures and roles in cancer" Feng Y [..] Wang J, Liu Y. Cell Mol Life Sci. 2025-07-28. https://doi.org/10.1007/s00018-025-05805-7 [著者所属] Inner Mongolia University
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