チリのスタートアップ企業Neocrop Technologiesは、国営種子会社Campex BaerおよびアルゼンチンのBuck Semillasと共同で、従来の小麦粉用小麦の5~10倍の食物繊維含有量を持つ遺伝子編集小麦品種を開発した。しかも、白小麦粉の風味、食感、品質はそのまま維持されている。
2025年7月25日、チリ当局(Chile’s Agricultural and Livestock Service: SAG)は、CRISPR遺伝子編集技術を用いて開発されたこれらの新しい小麦系統が遺伝子組み換え生物(GMO)に分類されないことを正式に確認した。この画期的な決定により、追加の規制障壁なしに圃場での栽培が可能になった。この承認は南北アメリカ大陸で初めてのことである。
Neocropは2025~2026年にフィールド実験を開始することを予定しており、また、アルゼンチンの規制当局であるCONABIAとも連携し、さらに、ブラジルと米国への展開を計画している。
Neocrop社はこれまでに、最先端の遺伝子編集、独自の遺伝子発見ソフトウェア、そしてスピード・ブリーディングを組み合わせたNeotrait Engine®プラットフォーム [*] を用いて、植物精密育種開発を進めていた。
[*] Neocrop社は「CRISPR 遺伝子編集 (非遺伝子組み換え)、加速成長チャンバー、独自の遺伝子選択ソフトウェア Neomics Miner® などの最先端技術を使用して、4 ~ 5 年という記録的な速さでスーパー シードを生み出しています」と主張している。
[出典]
- News “Chile Gives Green Light to the First Genetically Edited Wheat in the Americas” Seed World Staff. Seed World. 2025-08-08. https://www.seedworld.com/latam/2025/08/08/chile-gives-green-light-to-the-first-genetically-edited-wheat-in-the-americas/
- News “Regulatory milestone: Neocrop obtains “green light” for the first CRISPR-edited wheat in the Americas” Neocrop 2025-08-11. https://neocroptech.com/en/regulatory-milestone-neocrop-obtains-green-light-for-the-first-crispr-edited-wheat-in-the-americas/
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