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 塩基編集およびプライム編集技術は、分裂細胞および非分裂 (分裂終了) 細胞の双方において、特定のヌクレオチド編集を正確に導入することで、病原性変異を生体内で直接修正する可能性を秘めている。しかし、その治療効果を最大限に引き出すには、高い空間分解能で編集速度を正確に測定することが必要である。
 チューリッヒ大学にペンシルベニア大学とAcuitas Therapeuticが加わった研究チームは、イメージングベースのin situシーケンシング(imaging-based in situ sequencing: ISS)を用いて、マウスとマカクの生体組織内における塩基編集およびプライム編集イベントをマッピングする技術を開発した。
 インテイン分割型アデニン塩基編集因子 (ABE)、またはアデノ随伴ウイルスベクターを介して導入されたプライム編集因子 (PE) を投与したマウス脳において、この技術を検証した。
 次に、脂質ナノ粒子を介して、mRNAおよびガイドRNA(RNA-LNP)上にコードされたABEを投与したマウスおよびマカクの肝臓においてISSを適用したところ、肝小葉のすべての代謝領域において、効果的な編集が観察された。さらに、マカクにおいて、RNA-LNPを繰り返し投与する実験を行ったが、初回投与量はその後の投与量の編集効率と分布に影響を与えなかった。
 本研究において、ISSによって生体組織および死後組織内での遺伝子編集イベントを単一細胞の分解脳で可視化できることが実証され、また、RNA-LNPを用いた塩基編集因子の送達が幅広い代謝性肝疾患の治療に利用できる可能性が示唆された。
[出典] "Spatial profiling of gene editing by in situ sequencing in mice and macaques" Janjuha S, Haenggi T [..] Schwank G. Nat Biomed Eng. 2025-09-19. https://doi.org/10.1038/s41551-025-01512-7 [所属] University of Zurich (スイス), Acuitas Therapeutic (カナダ), Perelman School of Medicine (UPenn, 米国)
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