様々な遺伝子編集手法の中で、相同組換え(HR)を介した遺伝子編集は、挿入、欠失、置換などあらゆる種類の遺伝子編集を実現できる可能性があるが、その結果は組換え修復テンプレートに依存することから、効率的なHRをサポートする遺伝子編集酵素は稀である。ホーミングエンドヌクレアーゼI-CreIから改変されたPrecision BioScience社のARCUS®ヌクレアーゼは [*]、プログラム可能な配列特異性を有し、正確かつ高頻度な遺伝子挿入をサポートする。
今回、Nuceic Acids Research 誌から刊行された論文では、ARCUS®ヌクレアーゼがDNAを切断する際に生成する3'オーバーハングが高頻度のHRを引き起こす鍵であり、それによって、単一のエディターを用いて、現在知られているあらゆるDNA編集手法を実現できることを示している。
すなわち、単一塩基のあらゆる組み合わせの改変、小規模かつ特異的な欠失、小規模および大規模な挿入の導入が可能となり、リンパ球において60%から90%の効率でゲノムDNAの大規模なセグメントを置換することも可能になった。
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[出典] "High-efficiency homology-directed insertion into the genome using the engineered homing endonuclease ARCUS" Resly LC [..] Martin AJ. Nucleic Acids Res. 2025-10-06. https://doi.org/10.1093/nar/gkaf961 [所属] Precision BioSciences (USA)

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