crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[注] マイコプロテイン(MP):培養菌類から得られる代替タンパク質
 MPの生産は、世界的なタンパク質不足に対処するための、環境的に持続可能な有望な戦略である。 江南大学の研究チームは今回、MPの栄養プロファイルと生産効率を高めるため、CRISPR/Cas9を介したスカーレスな遺伝子ノックアウトを採用し、競合的代謝経路の標的切断とアミノ酸代謝または生合成の調節を通じて必須アミノ酸指数(EAAI)が32.9%増加したFusarium v​​enenatum 株(FCPDと命名)を樹立した。
 FCPDは、野生型(WT)株と比較して基質消費量を44.3%削減し、MP生産率を88.4%向上させた。ライフサイクルアセスメント(LCA)では、代表的6か国での生産シナリオにおいて、FCPDが地球温暖化係数(GWP)などの環境影響を4~61.3%削減できることが示された。比較環境性能(Comparing Environmental Performance)は、細胞培養肉および鶏肉よりもFCPD-MPの優位性を実証した。
 これらの知見は、CRISPR/Cas技術と代謝工学が、代替タンパク質生産における栄養強化と環境影響緩和の双方を実現する一石二鳥のツールであることを示している。
[出典] 
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット