AKT1(タンパク質キナーゼBアルファ)は、様々な細胞プロセスの制御において極めて重要な役割を果たすセリン/スレオニンキナーゼである。韓国の研究チームが今回、シグナル伝達経路におけるAKT1 遺伝子の役割を明らかにすることを目的として、CRISPR/Cas9システムを利用してAKT1ノックアウト(KO)HT-1080細胞を作製した。
- サンガーDNAシーケンシングと挿入/欠失(InDel)解析によって遺伝子編集効率を評価し、qPCRおよびウェスタンブロット解析によって、AKT1 mRNAとタンパク質の発現レベル、AKT1下流エフェクターであるmTOR、BCL-2、およびFOXO1の発現を評価した。
- InDel解析から、8つの編集タイプが同定され、2つの主要な集団が同定された。
- KO細胞では、AKT1 mRNAおよびタンパク質の発現レベルが著しく低下していた。
- mTOR、BCL-2、FOXO1の発現レベルは、KO細胞では正常細胞から顕著に変化した。
[出典] "Functional analysis of AKT1 knockout in fibrosarcoma cells using CRISPR/Cas9 technology" Kim SH, Kim MM. J Hum Genet. 2025-11-26. https://doi.org/10.1038/s10038-025-01436-9 [所属] Dong-Eui University (韓国)
コメント