[注] アセンブロイド(assembloid = assemble + organoid)
オルガノイドとアセンブロイドは、ヒトニューロンの分化と移動、特に腹側前脳から背側前脳への皮質介在ニューロンの統合など、これまでアクセスできなかった発達過程のin vitroモデルを構築可能になった。
スタンフォード大学のMichael C. Bassik教授、Sergiu P. Pașca教授らが今回、プール型CRISPR-Cas9スクリーニングと神経オルガノイドおよびアセンブロイドモデルを組み合わせた詳細なプロトコルを提示し、数百の疾患遺伝子を細胞経路やヒト神経発達の特定の側面にマッピングするためにどのように適用できるかを解説している。
- 遺伝子に摂動を加える計画と最適化から、ニューロンの生成と移動のためのリードアウトの設計、スクリーニングの実施、候補遺伝子の検証に至るまで、主要なステップを概説している。
- クリーニング実験は完了までに約3ヶ月かかり、幹細胞培養と神経分化、ヒト人工多能性幹細胞株の遺伝子工学、蛍光活性化細胞選別法(FACS)、次世代シーケンシングと解析に関する専門知識を備えていることを前提としている。
3次元ヒト細胞モデルとCRISPR-Cas GEとの統合は、ヒトの脳の発達と疾患のメカニズムを解明するための強力なプラットフォームとなり、新たな治療法の発見への道を開く。
[関連crisp_bio記事]
- CRISPR関連文献メモ_2016/05/11 [第1項] 腫瘍細胞の必須遺伝子同定に、RNAiとCRISPR/Cas9は相補する:Michael C. Bassik (Stanford University).
- 2023-10-03 脳アセンブロイドにおけるCRISPRスクリーンにより, 介在ニューロンの生成や移動に関与する一連の遺伝子を同定;"Assembloid CRISPR screens reveal impact of disease genes in human neurodevelopment" Meng X [..] Pașca SP. Nature 2023-09-27.
[出典] Protocol "CRISPR screens in human neural organoids and assembloids" Meng X, Reis N, Bassik MC, Pașca SP. Nat Protoc. 2025-12-19. https://doi.org/10.1038/s41596-025-01299-6 [所属] Stanford University (Psychiatry and Behavioral Sciences; Genetics) (米国), Stanford Brain Organogenesis Program (Wu Tsai Neurosciences Institute & Bio-X)
コメント