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 Streptococcus anginosus は、重篤な侵襲性細菌感染症を引き起こす可能性のある常在菌である。S. anginosus 株のかなりの割合がCRISPR-Casシステムを帯びているが、これまでその機能は検証されてこなかった。ウルム大学病院の研究チームはその機能解析に向かって、S. anginosus SK52株のCRISPR-CasタイプII-Aシステムにおいて、ヌクレアーゼCas9とCRISPRアレイを標的とした一連の欠失変異体を作製した。

 これらの株をプラスミド・クリアランス・アッセイで試験することにより、CRISPR-Cas活性を確認した。さらに、野生型S. anginosusおよびCRISPR-Cas変異株において、CRISPR-CasシステムがS. anginosus の生存率に及ぼす影響を、紫外線、過酸化水素曝露、高温など様々なストレス条件下で、比較調査した。
 その結果、ストレス条件下で、cas9 を保有する株の生存率が有意に低下することが確認された。また、アラマーブルー(AlamarBlue)アッセイで評価した細菌の増殖および代謝活性も、そのcas9 の存在によって悪影響を受けた。

 こうして、S. anginosusにおいてCRISPR-Casを欠損している株が発見される理由が示唆されるに至った。

[出典] "The stress of carrying CRISPR-Cas" Haider D [..] Spellerberg B. Virulence. 2025-08-04/Dec. https://doi.org/10.1080/21505594.2025.2541701 [所属] Institute of Medical Microbiology and Hygiene/University Hospital Ulm (ドイツ)

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