京都大学の大門高明教授と白井雄博士 (現 ハーバード大学)と共同で [*]、初期胚へのインジェクションに替えて成体にCRISPR-Casシステムを注入する昆虫遺伝子編集法DIPA-CRISPR(Direct Parental-CRISPR)を開発したスペインのポンペウ・ファブラ大学進化生物学研究所グループリーダーMaria-Dolors Piulachs博士とAlfonso Ferrández-Roldán博士の研究チームが、DIPA-CRISPRを介してチャバネゴキブリ(Blattella germanica)のdital-less(Dll/Dlx) 遺伝子への mCherry 遺伝子ノックインに成功したことを、Cell Reports Methods 誌刊行論文から紹介している [グラフィカルアブストラクト参照]。
このアプローチで得られた融合タンパク質は機能的かつ遺伝性を有し、発生中の付属肢と神経系における蛍光観察、ひいては、distal-lessタンパク質の分布をライブで追跡することを、可能にした。
DIPA-CRISPRによって、卵へのマイクロインジェクションなしで、不完全変態昆虫においてアクセスしやすく正確なゲノム編集が可能になることが、実証された。
[出典]
- "Using DIPA-CRISPR for simple and efficient endogenous protein tagging in insects" Ferrández-Roldán A, Piulachs MD. Cell Rep Methods. 2026-02-04. https://doi.org/10.1016/j.crmeth.2025.101297 [所属] Institute of Evolutionary Biology Institute of Evolutionary Biology/CSIC - University Pompeu Fabra ((スペイン)
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