[注] 本稿はCRISP_SCIENCEのCRISPR関連ツイート2017年11月15(補足)-16日分です。
1. ネッタイシマカのゲノム編集
生殖細胞系列でCas9を発現するトランスジェニック系統を樹立し、CRISPR技術によるゲノム編集の一貫性と効率を向上:形態発育に関与する遺伝子を多数破壊し、三重変異体も作出;HDRの効率1桁以上向上;逆遺伝学による機能ゲノミクスと遺伝子ドライブの研究開発に貢献
生殖細胞系列でCas9を発現するトランスジェニック系統を樹立し、CRISPR技術によるゲノム編集の一貫性と効率を向上:形態発育に関与する遺伝子を多数破壊し、三重変異体も作出;HDRの効率1桁以上向上;逆遺伝学による機能ゲノミクスと遺伝子ドライブの研究開発に貢献
CRISP_SCIENCE@ScienceCrisp
Germline Cas9 expression yields highly efficient genome engineering in a major worldwide disease vector, Aedes aegy… https://t.co/Thy6aUSpcp
2017/11/15 10:24:17
2. プロモーター高メチル化と癌化の相関をエピゲノム編集により解析
ゲノム全体の低メチル化と共にプロモーターDNAの異常な高メチル化が癌の特徴である。英独の研究チームは今回、プロモーターの過剰メチル化が細胞形質転換の十分条件であるかを、先行研究(*)で構築していたdCsa9にDNAメチル基転移酵のDNMT3AとDNMT3Lを融合したdCas9-DNMT3A-3Lコンストラクト(下図Supplementary Fig. 1 - c)を利用したエピゲノム編集実験で探った。
ゲノム全体の低メチル化と共にプロモーターDNAの異常な高メチル化が癌の特徴である。英独の研究チームは今回、プロモーターの過剰メチル化が細胞形質転換の十分条件であるかを、先行研究(*)で構築していたdCsa9にDNAメチル基転移酵のDNMT3AとDNMT3Lを融合したdCas9-DNMT3A-3Lコンストラクト(下図Supplementary Fig. 1 - c)を利用したエピゲノム編集実験で探った。
健常者由来の初代培養乳腺細胞にこのコンストラクトを一時的に送達し、癌一般にメチル化されているCDKN2A、RASSF1、HIC1ならびにPTEN遺伝子をメチル化した。
この系において、コンストラクトが存在しない状態でもプロモーター領域のメチル化が維持され、細胞老化(細胞周期アレスト)が抑止された。この表現型はCDKN2A遺伝子産物p16癌抑制タンパク質の発現抑制に由来した。
CRISP_SCIENCE@ScienceCrisp
Hit-and-run epigenetic editing prevents senescence
2017/11/16 09:16:52
entry in primary breast cells from healthy donors
&vquot;#CRISPR-dCas9… https://t.co/nJ0plbW2a8
3. 高温でも安定なCas9を同定
Jennifer A. Doudnaらは今回、好熱菌Geobacillus stearothermophilus由来のCas9(GeoCas9)が、SauCas9、SpyCas9、そしてサーモフィラス菌などのCas9より高温の70 °Cまで構造を維持することを見出した(下図 Fig.1)。
G. st.のPAM配列は5′-NNNNCRAA-3′であったが、同種のGeobacillys LC300由来Cas9のPAM配列が5′-NNNNGAAA-3′であることを同定し、PIドメインを置換することで、標的サイトを倍増可能なことを示した。RNPでHEK203T細胞に送達したGeoCas9の活性は中温域でSpyCas9と同等であった(下図 Fig. 4)。GeoCas9は、ヒト血漿中でも高温まで安定で活性を示した(下図 Fig. 5)。
CRISP_SCIENCE@ScienceCrisp
A thermostable Cas9 with increased lifetime in human plasma
2017/11/16 09:17:41
#CRISPR
Nat Commun 1110 https://t.co/D09ybeBHe5






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