crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

(創薬等・構造生命科学ニュースウオッチ2016/03/18)
  • 挿入図1にあるように、細胞質で翻訳・生合成されたポリペプチド(前駆体タンパク質)は、Secトランスコロンと呼ばれるタンパク質膜透過チャネルを介して細胞膜を通過し、細胞内小器官や細胞表面へと移行しタンパク質として機能する.35840001
  • 濡木と塚崎等による結晶構造解析などによって、原核細胞において透過チャネルを形作るSecY複合体が、ヘテロ三量体であり、最大のサブユニットSecYが、「ペリプラズム側に口を開いたじょうごと細胞質側に口をひらいたじょうごが結合し中央部にゲートが形作られた構造」をしており、不活性状態では、ペリプラズム側の口がプラグと呼ばれる部位によって塞がれ、細胞質側の口がキャプと名付けられたループ部分で蓋をされていることが明らかにされてきた.しかし、前駆体タンパク質がチャネルに挿入されていく機構は、疎水性シグナル配列が前駆体タンパク質をチャネルに誘導するとされている以上のことは不明であった.
  • 今回、Harvard Medical SchoolのLong LiTom A. RapoportらとWhitehead Instituteの研究チームは、 Bacillus subtilis 由来チャネルの活性状態での構造(SecY複合体とSecA-ATPアーゼならびにSecAに結合した生合成前駆体タンパク質の一部からなる複合体)を解き(挿入図2参照)、シグナル配列の認識を含むSecAが介在する前駆体タンパク質の膜透過機構モデルを提案した.35840002
  • 参考文献
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット