[注] 本稿はCRISP_SCIENCEのCRISPR関連ツイート2017年11月18日分です。
1.遺伝子ドライブは制御不能になる
- CRISPR技術を利用した遺伝子ドライブに対しては、抵抗性のアレルが発生するが故に、自然集団へと侵襲する恐れはないとする報告が最近発表された。Kevin M. EsveltはCharleston NobleやGeorge M. ChurchらとのbioRxiv投稿およびPLosBiologyへのPERSPECTIVE投稿で、遺伝子ドライブの侵襲性について警鐘をならした。
- 数理モデルによる検証に基づき、"standard drive system" は、開発すべきでなく、宿主生物が生息する地域で実地試験すべきではないとした:
CRISP_SCIENCE@ScienceCrispCurrent #CRISPR gene drive systems are likely to be highly invasive in wild populations
2017/11/18 09:23:19
bioRxiv 1116 https://t.co/DH8Z5XyLTw
- ニュージーランドの遺伝子ドライブによる地域からの害獣駆除の計画に言及し、遺伝子ドライブの想定外な拡散の危険性を指摘し、より安全な遺伝子ドライブ技術(Daisy chain drive;下図参照)を紹介し、遺伝子ドライブ技術については国際的にオープンな議論をしていくべきと主張:
CRISP_SCIENCE@ScienceCrisp2.学術と特許の二兎を追う:CRISPR特許係争に学ぶ[PERSPECTIVE]Conservation demands safe gene drive
2017/11/18 09:24:29
PLoS Biol 1116 https://t.co/5RswfQP3PY https://t.co/7MpIWurODH
- 1980年のバイドール法以来、研究者と研究機関は二兎を追い始めたことの弊害、"broad patent"の扱いを巡る問題を論じ、CRISPR技術を巡る特許係争を契機としたバイドール法の改訂を検討すべきと主張。
CRISP_SCIENCE@ScienceCrisp[POLICY FORUM]Racing for academic glory and patents: Lessons from #CRISPR
2017/11/18 09:26:26
&vquot;&vquot;U.S. Bayh-Dole Actt....the quest for gl… https://t.co/ar4PC95QvX
コメント