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  • [出典] "Analysis of Fusobacterium persistence and antibiotic response in colorectal cancer" Bullman S, ~ Meyerson M. Science. 2017 Nov 23.
  • 大腸癌組織は悪性細胞、非形質転換細胞および微生物が複雑に混合物と見做すことができる。Fusobacterium  nucleatumがその代表的なバクテリアとして知られており、Fusobacteriumバクテリアと大腸癌の発生や進行との相関も報告されている。一方で、細胞株やモデル動物においてFusobacterium バクテリアが癌を亢進しない事例も報告されており、腫瘍微小環境内の多様な微生物叢の構成因子として、大腸癌へのFusobacterium感染の意味を理解する必要がある。
  • DFCI/Broad Inst/BWHのMatthew Meyersonらは今回、Fusobacterium および関連する微生物叢がヒト大腸癌にて果たしている役割を理解することを目的として、患者由来の5種類の独立な大腸癌コホートを対象として、Fusobacteriumを含む微生物叢のRNAそしてまたはDNA解析(qPCR;全ゲノムシーケンシング;RNA-seq;16sRNAシーケンシング)、加えて、マウス移植実験を行った。
  • 5種類のコホート:原発大腸癌と肝臓転移癌の新鮮凍結サンプル11組、詳細な再発データを伴う原発大腸癌の新鮮凍結サンプル77件,TCGAからの結腸癌サンプルデータ430件と肝細胞癌サンプルデータ201件、大腸癌と肝臓転移癌のホルマリン固定パラフィン包埋組織サンプル101組み、および、マウスに移植した新鮮原発大腸癌13サンプル。
  • 原発大腸癌に存在するFusobacteriumと、BacteroidesSelenomonasおよびPrevotellaを含むFusobacterium関連バクテリア群が大腸癌からの転移癌でも維持されることを見出した。また、マウスに移植したヒト大腸癌も、活性なFusobacteriumと関連マイクロバイオームを維持し、継代後も維持し続けた。このモデルマウスに抗生物質メトロニダゾールを投与すると、Fusobacterium量、癌細胞の増殖および腫瘍組織の拡大が減少した。
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