出典
- Chakradhar S. "Drugs that made headlines in 2017" Nature Medicine. 2017 Dec;23(12):1392-1393.
青信号(FDA認可など)
- Dupixent (dupilumab):アトピー性皮膚炎などの湿疹;抗IL-4/13抗体;サノフィ/リジェネロン
- Ocrevus (ocrelizumab):一次性. 進行型多発性硬化症(PPMS)を含む重篤・再発多発性硬化症;抗CD20抗体;ロシュ・ジェネンテック
- Kymriah (tisagenlecleucel):急性リンパ性白血病(25歳まで);米国初の遺伝子治療(CD19抗原発現細胞を標的とするCAR-T療法);ノバルティス
- Radicava (edaravone):筋萎縮性側索硬化症;フリーラジカル消去剤;三菱・田辺ファーマ・アメリカ
- Ilaris (canakinumab):抗インターロイキン-1β;炎症性アテローム性動脈硬化症患者の心血管イベントさらには肺癌への適応拡大の可能性;ノバルティス
- Idhifa (enasidenib):IDH2変異を伴う急性骨髄性白血病;イソクエン酸デヒドロゲナーゼ-2阻害;セルジーン(アボットのコンパニオン診断薬)
- Imfinzi (durvalumab):切除不能なⅢ期肺非小細胞癌;PD-L1とPD-1およびCD80との相互作用を阻害;アストラゼネカ
- Heplisav-B:B型肝炎;HBVワクチン;Dynavax
黄信号
- UCART123:急性骨髄性白血病(AML)と芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の治験一時停止;CAR T療法;Cellectis
- Keytruda (pembrolizumab):部位に左右されずマイクサテライト不安定性とDBSミスマッチ修復不全を伴い固形癌への適応が認められた一方で頭頸部癌の治験に問題;抗PD-1抗体;メルク
- Fitusiran;血友病の治験一時中止;アンチトロンビンを標的とするRNAi療法;Alnylam/サノフィ
赤信号
- Lampalizumab:加齢性黄斑変性の地図状萎縮第Ⅲ相試験で開発停止;抗-補体因子D(CFD)抗体;ロシュ・ジェネンテック
- Imfinzi (durvalumab):tremelimumab (anti-CTLA-4) との併用療法の治験(Mystic trial)主要評価項目不達;アストラゼネカ
- Verubecestat:アルツハイマー症Epoch治験停止・軽度認知障害治験Apecsは継続;BACE1阻害;メルク
- Plivensia (sirukumab):関節リウマチ;抗IL-6抗体;ヤンセン・バイオテク
- Baricitinib:関節リウマチ適応、2018年再申請へ;JAK阻害;イーライリリー/インサイト
- NSI-189:抗うつ薬;第2相試験で主要評価項目不達、他の適応症の治験継続;Neuralstem
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