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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

  • [出典]"LinkedOmics: analyzing multi-omics data within and across 32 cancer types" Vasaikar SV, Straub P, Wang J, Zhang B. Nucleic Acids Res. 2017 Nov 9
  • LinkedOmicsデータベースはThe Cancer Genome Atlas (TCGA)プロジェクト由来の患者のべ11,158人、32種類の癌のマルチオミックス・データと臨床データに加えて、今回初めて、TCGAの腫瘍サンプルの一部については、Clinical Proteomic Tumor Analysis Consortium (CPTAC)で生成された質量分析によるグローバル・プロテオミクスのデータも集積している(Figure 1-A 参照)。データポイントは10億を超える規模である。
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  • LinkedOmicsポータルサイトでは(http://www.linkedomics.org/)、大規模かつ多様なデータを統合解析可能にするモジュールを利用可能である:LinkFinder;LinkCompare;LinkInterpreter(Figure 1-B 参照)。
  • LinkFinderモジュール(Figure 1-B): 特定の癌コホートあるいはそのサブセットを対象として、分子データと臨床データの柔軟な探索する。加えて、膨大なデータポイント間の相関を、種々の相関解析法、検定法、多重比較法で解析し結果を可視化;例えば、膀胱癌におけるRB1変異とmRNA発現または乳癌におけるERBB2(Her2)増幅とタンパク質リン酸化の相関;LinkFinderに組込まれた統計検定法、Supplementaru Table 3参照。
  • LinkCompareモジュール(Figure 1-D): LinkFinderで発見した相関群を比較し、散布図、ベン図およびヒートマップで可視化する。例えば、大腸癌コホートにおけるKRAS変異とBRAF変異に相関するタンパク質群の比較、卵巣癌コホートの全生存期間相関遺伝子群をコピー数とプロテオミクス・データで比較;全生存期間相関遺伝子群を異なる癌の間で比較;乳癌コホートにおいて、TWIST1リン酸化とmRNAsの相関を、ER陽性とER陰性のサブセット間で比較。Rパッケージのmetapにより3種類以上の相関群の比較も可能。
  • LinkInterpreterモジュール(Figure 1-C): LinkFinderとLinkCompareで取得した相関群の生物学的アノテーションを可能とする。26,449種類のGO機能カテゴリー、KEGG/Panther/Reactome/WikiPathwaysデータベースのパスウエイ、および、タンパク質間/転写因子と標的/miRNAと標的/キナーゼと標的の相互作用ネットワークへの、マッピング(遺伝子セットエンリッチメント)を組込み(Supplementary Table 4参照)。
  • Supplementary Table 3とTable 4
  • Supplementary Table 3 2017-12-22 Supplementary Table4

  • 5種類のケーススタディーを紹介:
  1. 膀胱癌コホートにおいて、RB1変異がmRNA発現に及ぼす影響
  2. 乳癌コホートにおいてERBB2(Her2)増幅がタンパク質リン酸化に与える影響;
  3. 卵巣癌コホートにおいて、予後不良のタンパク質シグナチャーをマルチオミックスから同定
  4. TCGA由来死亡例100件以上の12種類の癌コホートを対象とする全生存期間の遺伝子発現シグナチャーの同定;
  5. 全生存期間の遺伝子発現シグナチャーから、腫瘍の浸潤と悪性度のマーカとしてAPCDD1Lを同定(Figure 6)
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