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Bansal A, Yang F, Xi T, Zhang Y, Ho JS. "In vivo wireless photonic photodynamic therapy" Proc Natl Acad Sci USA. 2018 Jan 29.
  • 精密な時空間制御が可能な光を利用した標的療法が注目を集めている。その中で、光線力学療法(Photodynamic Therapy: PDT)は、光照射によって、体内に導入した光増感剤(photosensitizers)を選択的に活性化することで、化学療法のような全身治療に伴う副作用を生じることなく、腫瘍細胞を破壊することを可能にする。
  • PDTをはじめとする光照射による療法共通に解決すべき課題が、不透明な生体組織を超えて体内深部に光を送り込む手段である。光ファイバーによって体内深部へ光を送り込むことが可能ではあるが、光ファイバーは長期にわたる体内埋め込みに適合しないため、実際に光照射療法を施すには手術を繰り返す必要がある。
  • 国立シンガポール大学の研究チームは今回、ワイアレスで駆動可能な小型(30 mg, 15 mm3)の体内埋め込み素子を開発し、3cmを超える厚さの生体組織を超えた深部での光照射制御を実現し、in vitro(ブタ組織)およびin vivo(膀胱癌モデルマウス)において、生体深部でのROS発生および腫瘍増殖抑制効果を確認した。
  • ワイアレスPDT概要:(1)切開生検や腫瘍摘出手術の際に、素子を標的近傍に標準術式で埋め込む(2)標的領域に、癌療法に臨床利用されている光増感剤Chlorin e6(Ce6;吸収ピーク600nmと400nm)を送達(3)ラジオ波を体外から照射(4)ラジオ波で素子に組み込んだ赤色LED(600 nm)と紫色LED(400 nm)を駆動(6)2つのLEDからおよそ5mm 径の範囲に照射される光に応答したCe6から細胞障害性活性酸素(ROS)が局所的に発生(7)腫瘍細胞の破壊と腫瘍微小環境の損傷、そしてまたは、宿主免疫応答を活性化
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