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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

出典
成果概要
  • 標的DNAを切断するCRISPR-Cas9のコンフォメーション変化はこれまで、一分子FRET (smFRET)や原子間力顕微鏡法でリアルタイムで観察されてきたが、東京大学の島 知弘と濡木 理らの研究チームは今回、smFRETによりCas9のRECローブ、HNHドメインおよびRuvCドメインの間のコンフォメーション変化のより精緻なモデルを提唱した (原論文Figure 6参照)。
  • Cas9はsgRNA結合で安定しdsDNA非結合時には安定な静止状態(R position)にある。今回、Cas9-sgRNA複合体がdsDNAに結合・切断する段階でHNHドメインとDNAとの距離に注目することで、HNHドメインと標的DNAストランドとの距離が遠い中間位置 (I position)、HNHドメインが標的DNAストランドに最接近した切断位置 (D positon)、加えて中間位置と切断位置の間のプレ切断位置 (D* position)の3種類の位置を識別し、静止状態とプレ切断位置との間を遷移する状態、さらに、Mg2+による活性化を経た中間状態、プレ切断位置および切断位置の3状態の間を遷移する状態が存在することを、見出した。すなわち、Cas9はコンフォメーションが揺らいでいる状態でdsDNA切断に至ると結論した。
参考:一分子FRETを利用したCas9コンフォメーション解析論文など
参考:AFMによるCas9動態観察論文紹介crisp_bio記事
参考:一分子FRETによるCascadeの動態観察紹介crisp_bio記事
  • CRISPRメモ_2017/12/29- 5 タイプI-E CRISPR-CasシステムのCascadeが標的を探索し標的に結合する動態を一分子FRETによりリアルタイムで観察
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