- [出典] "Glioblastoma Model Using Human Cerebral Organoids" Ogawa J, Pao GM, Shokhirev MN, Verma IM. Cell Rep. April 24, 2018.
- ヒト脳オルガノイドで生成した神経膠腫モデルにおいて、タイムラスプ顕微鏡により、発癌と癌増殖を直接連続的に観察した[脳オルガノイド形成技術 Figure S1. Human cerebral organoids development (PDF)参照]。
- CRISPR/Cas9技術によりHRasG12V-IRES-tdTomatoコンストラクトを、HDRを介してTP53遺伝子座にノックインした。すなわち、腫瘍抑制因子TP53を破壊し、発癌変異HRasG12Vを導入した。
- 形質転換した細胞は、急速に侵襲性を示し、細胞周囲の構造からやがてオルガノイド全体の破壊に及んだ。
- オルガノイド内の腫瘍細胞は、免疫不全NOD/SCID IL2RG−/−マウスに同所異種移植可能であり、オルガイド内と同様に、侵襲性を示した。
- オルガノイドで生成された腫瘍(と見られる)細胞は、ヒト膠芽腫 (glioblastoma)の 間葉系 (mesenchymal)サブタイプ (参考 分子病理学に基づくグリオーマ分類, 脳外誌 2015)の遺伝子発現プロファイルを示した。
- さらに、オルガノイド由来腫瘍細胞株またはヒト患者由来の膠芽腫細胞株を、ヒト脳オルガノイドに移植し、侵襲性腫瘍様構造が形成されることを確認した。
[参考] crisp_bio記事:2018/04/27 [レビュー] 癌研究における3次元オルガノイドの価値
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