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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

カテゴリ: CRISPR

 H3K4me3は真核生物全体にわたって基本的かつ高度に保存されたクロマチンマークであり、転写、細胞アイデンティティの維持、DNA損傷修復、減数分裂組換えなど、多くのゲノム関連プロセスにおいて中心的な役割を果たしている。しかし、農業への応用に向けてH3K4me3を操作する …
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 細胞膜は、細胞外環境から細胞内空間へのシグナル伝達を制御する上で中心的な役割を果たし、薬物標的化の主要な部位である。BioIDやその誘導体(TurboID、AirIDなど)などのビオチンリガーゼを用いた近接依存性ビオチン化は、標的タンパク質との融合による新規タンパク質間 …
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 黄熱ウイルス(yellow fever virus: YFV)は、オルトフラビウイルスの原型であり、ヒトに感染すると発熱症候群を引き起こし、肝不全、出血、そして死に至る可能性がある。数十年にわたる研究にもかかわらず、YFVのエントリーレセプターは未だ解明されていない。WashU Medic …
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 クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae:Kp )は、多剤耐性(multidrug-resistance: MDR)と強毒性により、公衆衛生上の大きな脅威となっている。現在のKp ゲノム編集ツールは、ワークフローが煩雑であり、柔軟性が低く、拡張性も限られているといった制約 …
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[注] NSCLC(非小細胞肺がん) 上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)による非小細胞肺がん(NSCLC)の治療において、獲得耐性の出現が依然として大きな課題である。耐性の根底にあるメカニズムを解明することは、治療からの離脱を克服または遅延させるため …
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