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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:エピゲノム

 デシタビン(Decitabine: DAC)は、よく知られたDNAメチル化阻害剤であり、急性骨髄性白血病の治療に応用されてきた。しかし、臨床試験の結果、DNAメチル化の低下は臨床効果とは相関せず、再発が多いことが明らかになった。中国の研究チームが今回、DACの抗腫瘍メカニズム …
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 プラダー・ウィリー症候群(Prader-Willi syndrome: PWS)は、インプリンティング遺伝子SNRPN の変異によって引き起こされる。父親由来と母親由来の遺伝子 (対立遺伝子 / allele)で子の遺伝子座 (locus) は構成されるが、インプリンティング遺伝子は、父方か母方かいずれ …
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 ヌクレアーゼ不活性化Cas(dCas)タンパク質にエピジェネティックなエフェクターを組み合わせたCRISPRエピゲノム・エディターは、哺乳類のエピゲノムとトランスクリプトームの制御に革命をもたらした。哺乳類におけるエピジェネティック修飾の中で、DNAメチル化は、最も重 …
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 脳におけるGABA作動性シグナル伝達は、シナプス伝達、神経細胞の興奮性、認知過程の制御に重要な役割を果たしている。大規模シークエンシングにより、アルツハイマー病(AD)におけるGABA関連遺伝子の発現低下が明らかになったが、ADにおいてこれらの遺伝子の転写を調節す …
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