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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:オルガノイド

 UBA5 は、小胞体(ER)の恒常性維持に重要な役割を果たすユビキチン様の翻訳後修飾であるUFMylationカスケードのE1酵素をコードしている。UBA5 関連脳症の臨床表現型としては、発達遅延、てんかん、知的障害などが知られている。現在まで、UBA5 病原性変異の細胞および …
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1. 新たな培養技術を開発することで, 代謝機能を備えたヒト成人肝細胞オルガノイドを生成[注] この成果については慶應大学から詳細な日本語解説 [*] が公開されている。ここでは以下の2点を書き込んでおく:ヒト化マウス(TKーNOGマウス)に移植された乳幼児由来のヒト肝細 …
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 発生時のヒトの脳は、動物モデルでは研究困難なユニークな特徴を示す。ヒト脳組織に基づく現在のin vitroモデルは、2次元あるいは3次元の神経幹細胞培養では細胞の不均一性に限界があること、組織スライス培養では生存期間が短いことなど、いくつかの課題に直面している。 …
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[注] このブログ記事は主としてUCSFのニュース記事に準拠 UCSFの各部門を主とする研究チームは今回、ヒト体内でエネルギーを蓄える白色脂肪細胞を、CRISPRa技術を介して熱を発生させるためにカロリーを貪欲に消費する褐色脂肪細胞へと変えた上で、実験系で腫瘍の近くに移植 …
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