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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

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 ナノ粒子を用いた薬物送達システムは、化学療法薬を腫瘍に効果的かつ標的を絞って送達することを可能にし、がん治療に革命をもたらした。その中で、メソポーラスシリコン材料(Mesoporous Silica Nanoparticle: MSN)は、その独自の特性から、薬物送達の有望な候補として浮 …
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 血液脳関門(BBB)は、中枢神経系(CNS)への分子、ペプチド、および細胞の流入と流出を厳密に制御する重要なシステムである。一方で、有望な生物学的製剤の脳への送達に対する大きな障害になっている。 そこでこれまで、担体の構造を含む非侵襲的技術を利用して生物学的 …
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[*] 原核生物のトランスポゾン・ファミリーIS200/IS605に由来するIscBとTnpBは、それぞれ、Cas9とCas12の祖先にあたるとされている [crisp_bio 2023-07-05]  CRISPR-Casゲノム編集システムを介した精密なDNA改変技術によって、植物生物学が新時代に入った。しかし、依然 …
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 治療薬の送達に向けて、脂質ナノ粒子、脂質小胞、ウイルスベクターなどの薬物送達媒体が利用されてきた。しかし、低分子、核酸、タンパク質など、あらゆるタイプのカーゴに対応できる万能な媒体は存在しない。 ハーバード大学を主とする研究チームは今回、非対称脂質小胞 …
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[注] VLP (Virus-Like Particle / ウイルス様粒子);RNP (Ribonucleoprotein / リボ核タンパク質) 遺伝子改変マウスモデル(Genetically Engineered Mouse Models: GEMM)は遺伝子機能や疾患メカニズムの解明、治療戦略の開発、そして基礎研究を支える研究資源である。CRISP …
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