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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:併用療法

[注] 光温熱耐性:光温熱療法(Photothermal Therapy: PTT)によって胃がん細胞を死滅させることができるが、PTTに対して熱ショックタンパク質(HSP)が発現することから、次回以後、PTTの効果が減弱していく可能性がある。 病因遺伝子を標的とするCRISPR/Cas9送達に際して …
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 RAS遺伝子(HRAS、NRAS、KRAS)の活性化変異は、ヒトがんにおいて最も頻度の高い発がんドライバー遺伝子として知られている。これらの遺伝子は長年にわたりアンドラッガブル(創薬不可能)と考えられていた。その中で、ここ数年の進歩により、KRAS(G12C)およびKRAS(G12D)変 …
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 PARP阻害剤(PARPi)は、PARP1/2の活性を阻害し、機能的な相同組換え(HR)依存性DNA修復経路の欠如によりBRCA1/2変異癌において合成致死をもたらす、承認済みの抗がん剤である。しかし、PARPiは臨床的に良好な結果をもたらしているものの、患者の3分の2に獲得耐性が生じる …
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 韓国の蔚山科学技術大学校を主とする研究チームが、がんに特異的な変異配列を標的とする多重なsgRNAsとCas9WTをリボ核タンパク質(RNP)の形で細胞内に送達することで、DNA二本鎖切断(DSB)を同時多発させることで細胞死を誘導するアプローチをがん細胞に適用した。 わず …
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 がん免疫療法の進歩にもかかわらず、大腸がん(ColoRectal Cancer: CRC)患者の治療反応は限られている。そのため、適応免疫応答を高めるための免疫療法と補助療法を組み合わせた戦略が求められている。 これまでに、膜結合型転写因子サイト1プロテアーゼ(Membrane-Boun …
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