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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

タグ:塩基編集

 慢性骨髄性白血病(Chronic myelogenous leukemia: CML)における融合がん遺伝子であるBCR-ABL1変異を標的とするチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)には4世代あるが、ABL1変異を持つ患者に対するこれらのTKIの耐性プロファイルを予測することは、特に変異が臨床ガイドラインに …
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 グリコシラーゼをベースとする塩基エディター(gBE)は、CBEやABEでは実現できない塩基変換を可能にすることから、生物医学研究および農業における塩基エディターの適用範囲を拡大することが期待される。しかしながら、gBEのオフターゲット効果と適用性については、まだま …
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 T細胞における免疫チェックポイントの破壊は、腫瘍浸潤リンパ球(tumor-infiltrating lymphocyte: TIL)療法の有効性を向上させる有望なツールである。CRISPR-Cas9ゲノム編集は効率的であるが、Cas9ヌクレアーゼは二本鎖DNA切断を引き起こし、改変されたT細胞において不適 …
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 塩基エディター(ABEとCBE)は約5ヌクレオチドのウィンドウ内でA-to-GまたはC-to-Tの塩基変換を可能にする。これまでに、塩基エディターを利用したハイスループットなスクリーニングによって、薬剤耐性機構、翻訳後修飾、非コード調節の要素が調べられてきた。 しかし、塩 …
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 ヒトのペリフェリン(PRPH2 )遺伝子は、光受容体外節の構造と機能に必須であり、様々な遺伝性網膜疾患(nherited retinal diseases: IRD)に関与​​していることが示唆されている。米国の研究チームが今回、プライム編集(PE)技術を用いて、病原性PRPH2 スプライスサ …
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