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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

タグ:塩基編集

 改変T細胞を用いた養子細胞移植(adoptive cell transfer : ACT)はB細胞悪性腫瘍に対しては有効であるが、固形腫瘍に対しては免疫抑制性の腫瘍微小環境(TME)のために効果が不十分である。FASLおよびTGFβはTMEにおけるT細胞機能不全の重要なメディエーターであり、これ …
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 プライム編集(PE)は、逆転写酵素(RT)とCas9ニッカーゼ(nCas9)を融合し、これに、Cas9の標的となるスペーサー配列と、RTがゲノムに所望の編集を導入するために使用するテンプレートの両方を含むプライム編集ガイドRNA(pegRNA)を組み合わせたエディターである [右図 …
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 ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究チームが、ゼブラフィッシュにおいて、5種類のPE(PE2、PE6b、PE6c、PEmax、PE7)の効率を評価した。各PEをコードするmRNAを、5つのミスセンス変異を導入するように設計されたプライム編集ガイドRNA(pegRNA)でテストした …
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 塩基編集およびプライム編集技術は、分裂細胞および非分裂 (分裂終了) 細胞の双方において、特定のヌクレオチド編集を正確に導入することで、病原性変異を生体内で直接修正する可能性を秘めている。しかし、その治療効果を最大限に引き出すには、高い空間分解能で編集速度 …
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 CRISPR-Cas9ヌクレアーゼによるゲノム編集に対して、塩基編集(BE)およびプライム編集(PE)は、初代T細胞に特定のヌクレオチド・バリアントを高精度かつプログラム可能に導入することを可能にする。BEとPE(以下、総称してCRISPR 2.0)は、その高い精度と汎用性により、 …
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