改変T細胞を用いた養子細胞移植(adoptive cell transfer : ACT)はB細胞悪性腫瘍に対しては有効であるが、固形腫瘍に対しては免疫抑制性の腫瘍微小環境(TME)のために効果が不十分である。FASLおよびTGFβはTMEにおけるT細胞機能不全の重要なメディエーターであり、これ …
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タグ:塩基編集
[総説] 哺乳類動物におけるプライム編集 (PE):期待から実用へ向かう
プライム編集(PE)は、逆転写酵素(RT)とCas9ニッカーゼ(nCas9)を融合し、これに、Cas9の標的となるスペーサー配列と、RTがゲノムに所望の編集を導入するために使用するテンプレートの両方を含むプライム編集ガイドRNA(pegRNA)を組み合わせたエディターである [右図 …
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ゼブラフィッシュに変異を導入するプライム編集エディターとしては、PEmaxが最適である
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究チームが、ゼブラフィッシュにおいて、5種類のPE(PE2、PE6b、PE6c、PEmax、PE7)の効率を評価した。各PEをコードするmRNAを、5つのミスセンス変異を導入するように設計されたプライム編集ガイドRNA(pegRNA)でテストした …
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マウスおよびマカクにおけるin situシーケンシングによる遺伝子編集の空間プロファイリング
塩基編集およびプライム編集技術は、分裂細胞および非分裂 (分裂終了) 細胞の双方において、特定のヌクレオチド編集を正確に導入することで、病原性変異を生体内で直接修正する可能性を秘めている。しかし、その治療効果を最大限に引き出すには、高い空間分解能で編集速度 …
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[総説] CRISPR塩基編集およびプライム編集技術を用いた次世代T細胞免疫療法:課題と可能性
CRISPR-Cas9ヌクレアーゼによるゲノム編集に対して、塩基編集(BE)およびプライム編集(PE)は、初代T細胞に特定のヌクレオチド・バリアントを高精度かつプログラム可能に導入することを可能にする。BEとPE(以下、総称してCRISPR 2.0)は、その高い精度と汎用性により、 …
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