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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:神経変性

 エフ・ホフマン・ラ・ロシュを主とする研究チームが、ヒトiPS細胞由来のミクログリアにおける脂質処理経路を解析することを目的として、アレイ型CRISPR-Cas9スクリーニング法を開発し、CRISPR-Cas9技術がアルツハイマー病や神経炎症に関連する脂質調節異常の分子経路の解明 …
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- 顕性遺伝性アルツハイマー病 (AD) の原因変異を帯びている親族の中の一人 本論文の著者グループであるコンソーシウム”Dominantly Inherited Alzheimer Network (DIAN)" は、PSEN2 と呼ばれる遺伝子に変異 (p.Asn141Ile) を帯びている家族を追跡調査してきた。この変異は …
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 Ts65Dnマウスはダウン症(DS)のモデルとして最も広く用いられているが、ヒト染色体21(Hsa21)遺伝子と相同ななマウス16番染色体のMir155からZbtb21までの領域(約90遺伝子を含む)の90遺伝子の3倍体に加えて、Hsa21とは関係のない46遺伝子を含むマウス17番染色体のPisd-p …
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 脳におけるGABA作動性シグナル伝達は、シナプス伝達、神経細胞の興奮性、認知過程の制御に重要な役割を果たしている。大規模シークエンシングにより、アルツハイマー病(AD)におけるGABA関連遺伝子の発現低下が明らかになったが、ADにおいてこれらの遺伝子の転写を調節す …
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 CRISPR遺伝子編集は、遺伝性疾患に対処するための画期的な技術であるが、デリバリー上の制約から、その治療応用は肝臓を標的とした生体外治療に限られている。Mammoth Biosciencesの研究チームは今回、肝臓をターゲットとするCRISPR遺伝子編集を生体内の広範な組織へと適用 …
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