Cas12aは標的DNA二本鎖を切断(DSB)した後、Cas9が平滑末端を残すのに対して粘着末端を残し [右図モデル図参照]、Cas12a-gRNA複合体は、プロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)近位端(PAM-proximal end: PPE)に留まり、PAM遠位端(PAM-distal end: PDE)を解放することが …
続きを読む
タグ:Cas12a
Cas12aバイオセンサーにおいてcrRNAを改変することでSNVの高感度検出を実現
[注] SNV (single-nucleotide variants: 一塩基バリアント/一塩基変異体/一塩基多型) SNVの正確な同定は臨床診断において極めて重要あるが、簡単ではない。特に、ゆらぎ塩基対(wobble base pair)塩基対や高グアニン-シトシン(GC)領域などの検出が難しいSNVの場合、自由 …
続きを読む
構造スイッチ型dsDNAプロモーターを設計することで, CRISPR-Cas12aバイオセンサーによるバイオマーカーAPE1の迅速かつ高感度なアッセイを実現
APE1は、神経変性疾患や癌など、多くのヒト疾患との関連が示唆されていることから、有望なバイオマーカーとされてきた。しかし、現行のAPE1検出法は主に免疫学的手法に依存しており、時間がかかり、手順が複雑であるという課題を伴っていた。これらの欠点を克服するために …
続きを読む
PEA技術を組み込んだCas12aバイオセンサーによる子宮頸がん腫瘍マーカータンパク質SCCAおよびCEAの超高感度・迅速定量検出
[注] PEA (proximity extension assay): 標的タンパク質を認識する一対の特異的抗体を利用する。この抗体には特定のssDNAが結合されており、一対の抗体が異なるエピトープで標的タンパク質に結合すると、2本のDNA一本鎖は近接して互いに補完し合い、DNAポリメラーゼによって …
続きを読む
創傷治癒を促進する注射用PDRN:禁止されているドーピング方法としての可能性と、CRISPR/Cas12aシステムによる簡便な検出
[注] PDRN(Polydeoxyribonucleotide / ポリデオキシリボヌクレオチド) シロザケ(chum salmon / Oncorhynchus keta)由来のPDRNは、VEGF、FGF、HIF-1などの成長因子を活性化することで創傷治癒を促進する特徴から、医薬品、化粧品、サプリメントとして販売されている。一 …
続きを読む