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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:Cas12a

 CRISPR-Cas12a は、ガイドRNA (crRNA) に誘導されて標的のdsDNAをシスで切断し、続いて、トランスで非特異的に ssDNA を切断し、この標的dsDNAは、トランス切断活性(コラテラル活性)のアクチベーターと呼ばれる。標的dsDNA切断の活性は、さまざまな生物のゲノム編集に利 …
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 テキサス大学オースティン校とカリフォルニア大学リバーサイド校の研究チームは今回、コンパクトな Cas12a内のRループ形成によって標的DNAの認識とヌクレアーゼ活性化が実現する構造基盤を明らかにすること目的として、クライオ電顕法により、野生型 Acidaminococcus sp. C …
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 ヒト疾患の多面的効果と遺伝子間相互作用ネットワークの複雑性から、ヒト疾患モデルマウス作出には多重遺伝子編集ツールが必要である。イェール大学の研究チームは今回、C57BL/6マウスのセーフハーバー部位であるRosa26遺伝子座からLbCas12aまたは強化型高精度AsCas12a( e …
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 血清由来の腫瘍関連マイクロRNA(miRNA)が、癌の早期発見や予後評価のための臨床的に価値のあるバイオマーカーとして浮上している。超高感度miRNA定量を可能にする強固な分析プラットフォームの開発は、分子診断学において依然として緊急の優先課題である。上海交通大学医 …
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 日齢のヒナの正確な雌雄識別は、レイヤー(採卵鶏)生産において極めて重要であり、また、ニワトリの胎生期に早期の雌雄判別法を確立することは、動物福祉にとって不可欠である。武漢を拠点とする研究チームが、LAMP-CRISPR/Cas12aによる迅速で簡便な雌雄鑑別法を開発した …
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