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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

タグ:SDG

 地球温暖化は、家畜の熱ストレス・リスクの増大により、持続可能で人道的な食糧生産にとって大きな課題となっている。米、トルコ、メキシコの産学共同研究チームが今回、プロラクチン受容体 (PRLR) 遺伝子に、遺伝子編集によって熱耐性を付与する突然変異を導入することで …
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 食糧安全保障にとって重要な世界的作物である小麦は、気候変動と人口増加による課題に直面しており、将来の生産には収穫量の向上が不可欠となっている。植物の成長と発育に重要な転写因子として、植物に特有なWUSCHEL 関連ホメオボックス (Wox 遺伝子) が知られている。 …
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 持続可能なプラスチック産業の育成には、現在の石油由来のポリマーに代わるバイオベースのポリマーの開発が不可欠である。韓国の研究チームが今回、大腸菌を工場として、バイオポリマーの一種であるポリエステルアミド (PEA) の生合成と特性評価を報告する。 PEA は、β- …
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 2024年、世界の海面水位は予想よりも速く上昇した。その主な原因は、海水が暖まるにつれて膨張すること、つまり熱膨張である。NASAが主導した分析によると、昨年の年間上昇率は、予測の0.43 cmを超える0.59cm (1.37倍)に達した [右図参照]。NASAジェット推進研究所の海洋学 …
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 世界人口の増加と気候条件の悪化は、高い収量と回復力を持つ新しい作物の開発を必要としている。CRISPR-Casを介したゲノム工学は、作物品種をこれまでよりも安く、簡単かつ迅速に工学化する比類のない機会を提供する。 米国と中国の研究チームによる総説は、はじめに、CRI …
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